育児と在宅ワークとじぶん。目指せ保育士。

2016年4月に第1子出産→2018年前期保育士資格試験受験→合格!保育に関することもたまに書きます。2022年春季幼保英検3級合格!

【幼保英検3級受験】勉強方法と試験のポイント

保育施設で働いているとき、英語を母語とする親子が一時保育の予約に来たことがあったのですが、私はまともに英語対応できず。

 

メモとジェスチャーで乗り切ったのものの、昔は英会話スクールにも通ったことあったのになぁ、とショックでした。

 

保育や保護者対応に使える英語を学びたい」と考えていたら、幼保英検を発見!

 

そして、先日春季(7月)の幼保英検3級を受け、無事90点以上で合格しました!ので、その問題のポイントと私の勉強方法について記録を残しておきます。

(過去問やテキスト内容については具体的に書いたらNGなので、ぼんやりと)

 

【1.幼保英検3級の問題形式】

リスニング20問で60点満点

(各3点)

リーディング40問で40点満点

(各1点)

合計100点満点のテストです。

 

3級の問題はすべて4つの選択肢から選ぶ選択形式。会場受験ならマークシート、オンライン受験なら選択肢をクリックしていく形です。英単語のつづりを細かく覚える必要がないのは助かります!

 

※準1級と1級はライティングがあるので、そこまで受ける予定の場合は、きちんとこの段階からつづりを覚えていたほうがいいのでしょうが…

 

詳しい問題の内容(測定技能)は公式サイトに載っています↓

級別検定内容 | 幼保英語検定

 

 

【2.試験で問われるポイント】

リスニング20問で60点満点

リーディング40問で40点満点

という配点から、幼保英検はリスニング重視ということですよね。

※4級だけはリスニングありません。

 

2.(1).リスニング

実際に問題を解いてみても、リスニングのほうが難しく感じました。ただ、これはあくまで個人の見解で、私がもともとリスニングが苦手だからかもしれません。

 

リスニングが難しい要因は3つ。

①会話のパターンが多様

 

・保育者と子供

・保育者同士

・保育者と保護者

・保護者同士

 

のパターンがあり、保育中の「保育者と子供」の会話なら、なんとなく子供のしゃべり方や声で想像つくのですが、あとの大人同士の会話はどんな場面なのか想像がつきにくいんです!

 

何の説明もなくいきなり会話がスタートしていくので、予想しながら聞くのが難しく、全体像をとらえづらいです。TOEICも同じかもしれませんが…)

 

②リスニングの会話、問題文や選択肢は1回しか聞けない

ラストにくる説明文を聞く問題は長い説明文のみは2回聞けますが、問題文or選択肢は1回のみです。幼保英検のリスニングは基本、1回しか流れません。(これもTOEICと同じか…)

 

③リスニングの音声が小さめかも?

これは主観的なことかもしれませんが、オンライン受験でパソコンの音量をマックスにしても小さく感じました。ZOOMを同時でつないで監視されながら(?)受験するのですが、ZOOMから聞こえてくる監督者の音声は大きく聞こえていても、ZOOMを通して聞こえてくるリスニング音源が小さめ…。

 

会場受験でも「音を大きくしてほしかったができないといわれた」「ほかの部屋から音が聞こえて集中できなかった」という声が散見されたので

 

「リスニング音源はもともと聞きにくいものだ」と心の準備をしておいたほうがよさそうです!

全く聞こえない・解けないわけではありませんが、リスニングは自分の精神状態と集中力が一番重要だと思うので。

 

2.(2).リーディング

リスニングのほうが難しいといえど、決してリーディングもなめてはいけません。リーディングで出てくるような文法は確かにあまり難しくなく、公式サイトにもあるように「中学卒業程度」といえます。

 

ただ、正直言ってその文法を問う問題はあまりない気がします。文法よりも、保育に特化した語彙力が問われていると思います。

 

「つかまり立ち」「あせも」「おもらし」「蛇口」「ぐずぐずする」など…。

 

これまで勉強してきた学校英語や英検、TOEIC、ビジネス英会話では出てこないような単語が多いです。しかも対象級のテキスト外からも出てきます。対策に苦労するところですね。

 

【3.幼保英検3級の学習方法】

3.(1).使用教材、テキスト

公式サイト(ブックフォレ)から購入したテキストとワークブックを使いました。英検やTOEICは多数の出版社から多数のテキストが出ていますが、幼保英検はマイナー試験なのか公式のテキストしかありません…。

 

また、2022年の時点ではワークブックは公式には販売中止になっていて、過去問を1回分ずつ買うしかありません。今後はまた変わるかもしれないですし、こまめに公式サイトをチェックしたいですね。

 

(過去に販売されていたワークブックもおそらく過去問を集めたものだったのではないでしょうか…?2019年に購入した3級のワークブックは、3回分模擬試験的な感じで問題が乗っていたのですが、そのうち2回はリスニング音源が同じでした。問題文と選択肢は違うのですが…一瞬同じ回を解いてしまったのか?!と大混乱…笑。リスニング練習目的でワークブックを買うのはおすすめしません。ワークブックのリスニング音源もブックフォレで聞けますから

 

テキストはAmazonでも売ってるので、Amazonのポイントを使ったり貯めたりしたいなら、そこで買うのもアリかと。でも定価ではなく、高額で売ってることもあるので、要注意。値段をしっかり確認してから買いましょう→→Amazon幼保英検3級テキスト

 

メルカリで出品もされてます(すぐに売り切れます)が、こちらも定価より高額になってないか気を付けたほうがいいです!

 

テキストの他に、自分がもともと持っていて「これは勉強になるかも!」と思ったのは、子ども用の絵本。

テキストに出てくる遊具、子供が使うような物の名前が載っていて、視覚的に覚えられるので、このシリーズは便利です。小さなお子さんがいる方はぜひ!親子で使えます。

 

こどもちゃれんじEnglishについてくる絵本もいいと思います!2~3歳向けの絵本でも十分です。

 

ポピーの英語をやらせていたことがあるのですが、年中向けの英語絵本でもなかなか聞きなれない単語が多かったので、こちらも勉強になると思います。

 

わざわざ入会すると高くつくので、あくまでお子さんがすでに会員の方向けのおすすめです。

 

3.(2).学習の流れ

公式のテキストを買ってまずやるべきこと、それは

ブックフォレのページ下部にある正誤表を確認すること!!

 

正直、誤植だらけなんです笑。最初はこの正誤表に気づかず「これ、本当に意味合ってる…?」と調べながら勉強を進めていて、時間を無駄にしました。

 

正誤表に載っていない部分でも、怪しいところはいくつかあります…あまり深く追求し始めると時間がかかるので、あれ?と思った部分はネットで確認しつつ、さらっといきましょう。(Weblioなどのネット上の辞書が便利です)

 

私の具体的な勉強の進め方は、

 

最初はテキストを読みながら単語を書き出して、文章の穴埋めを作って、覚えたい単語は赤で書いて、赤シートを使って…

と、アナログな方法をしていましたが、効率が悪すぎて中止。笑

 

ワークブック一回分を解いてみて、

選択形式だから単語をゼロから思い出さなくていい

リスニングを強化したほうがいい

とわかったので

 

次の方式に転換しました。

 

①テキストを見ずに、テキスト音源(公式サイトでダウンロード可)を聞く

シャドウイング(聞きながら同時に真似して発音する練習)

各単語がわかるようになるまで・意味を理解しながらシャドウイングできるようになるまで繰り返す

※公式サイトの音源は速さを変えられます!最初はシャドウイング難しいので遅めでチャレンジ

③テキストを開いて単語やポイントを確認

※アプリに単語を登録して覚えました、詳しくは後述

④各章の最後にあるチェック問題を解く

⑤ワークブック

 

3.(3).リスニング勉強方法

先ほども「シャドウイング」と書きましたが、とにかくリスニングを鍛えるにはこのシャドウイングがいい、と中高の英語の先生には口酸っぱく言われてきました。

 

なので、

テキスト音源ダウンロード|幼保英語検定、教職英語検定テキスト出版のBOOKFORE

から音源をスマホにダウンロードして、ワイヤレスイヤホンで子どもの寝かしつけ中に聞きまくり、ボソボソとシャドウイング

 

子どもの寝かしつけ、少なくとも一日1時間は取るので…毎晩聞いていたら確実にリスニングの力はアップしたと思います。

 

ちなみに、このテキスト音源は現在販売されていないワークブックのものも聞けます!ワークブックが買えなくても、また過去問を買わなくても、音源だけ聞いて「どんなもんかな~」とレベルを確かめるのにも使えますよ。

 

また、もともと家にあったこのテキストの音源もよく聞いていました。こちらは幼保英検とは関係ないですが、耳を英語に慣れさせるという目的で。後半は3級というよりは2級レベルのスピードかもしれません。

 

 

 

他にもポッドキャストYoutubeで英語を聞くことはいくらでもできるので、幼保英検のテキスト音源に飽きてきたら、気分転換にまったく違うものを聞くのもいいと思います。

 

3.(4).単語の覚え方

単語を覚えるにはこちらの無料アプリを使いました。自分で単語を登録して、問題を自動で出してくれる単語帳アプリです。

「Quizlet(クイズレット)」

会員登録をすれば、パソコンでもスマホのアプリでもログインして使えます。私はパソコン上で単語を登録し、スマホのアプリでその単語帳を開き、スキマ時間で勉強できるようにしました。

 

このアプリのすごい所は

・日本語を打つと、英単語の候補が出てくるので、スペルミスを防げる

・ほかの人が作った単語帳も学習できる

という点。

 

私が幼保英検3級用に作った単語帳もありますので、もしよければどうぞ!↓

https://quizlet.com/_bq95d7?x=1jqt&i=4hzfhu

※ただ、間違っている部分もあるかもしれないので、そこは自己責任でお願いしますね(^^;)

 

このアプリの中で「幼保英検」と検索すれば、ほかの方が作った単語帳も出てきます。参考にさせてもらいましょう!

 

実は、過去には公式の幼保英検の単語帳が売られていたみたいですが、現在ブックフォレでは売っていません…。

 

↑2022年現在、Amazonでは売られてますがトンデモナイ価格!また公式の単語集を出版してほしいですよね。

 

公式サイトで紹介されているアプリ「mikan」では、この公式の単語集が見られるみたいです!

 

しかし、このアプリで幼保英検の単語集を見るには課金が必要。アプリ自体は無料ですが、有料プランに加入しないと読めませんので、ご注意ください。

 

1か月1000円、6か月プランでも月800円、1年プランで月600円…ケチな私は購入しませんでした~笑。

 

お金に余裕があって、これからもずっと英語の勉強を続ける方、TOEICや英検も受けるという方にはおススメかもしれません。

 

3.(5).追加でやっておきたいこと

高得点を狙うため・確実に合格するために追加でやっておきたいこともあります。それは

・4級の音源(テキストや過去問)を聞くこと

3級のテキストには載っていない単語(特に乳児保育)もチェックしておくといいと思います。単純な単語ほど、赤ちゃん向けのもので普段耳にしない、というものがありますから…!さらに余裕がある人は、2級の音源も聞いておくといいです。

 

・「おうち英語」「保育英語」で検索する

 

テキストだけではどうしても試験範囲の単語をすべてカバーしきれないので(意外に基本的な語彙が載ってなかったりする…)、一度ググってみることをおすすめします。

 

みなさん、個人のブログでもわかりやすいサイトにまとめてくれてます(他力本願)

 

今回私は過去問で出てきた動物の名前がわからなくて、直前に不安になり、動物や生き物の名前を調べまくりました。

 

リスニングでは1つわからない単語が何度も出てくると、途端に不安になりますから…

 

特に3級のリスニングは、ゆっくり・短文であるがゆえに情報量が少ない。1語1語の持つ意味が重要になってきます!1語わからないと、ほかに予想できる材料がなくて

全体像をとらえるのが難しくなります。

 

単語は1つでも多く覚えておいたほうが◎(耳で聞いてイメージできる程度でいいので

 

幼保英検3級の勉強方法におけるポイントは以上です。勉強と受験の個人的な感想についてはまた雑記にて!

coemo(コエモ)