育児と在宅ワークとじぶん。目指せ保育士。

2016年4月に第1子出産→2018年前期保育士資格試験受験→合格!保育に関することもたまに書きます。2022年春季幼保英検3級合格!

保育士として働く前に読みたい『死を招いた保育』

国家試験で保育士資格を取ると、登録さえ済めば保育士として働けるのですが、なんせ実習、研修や実務経験がないまま現場に入るのはちょっと恐ろしい。


学校で学んできた保育士との知識量の差を埋めるために、本を読む方も多いと思います。


個人的に、保育園で働く前には勉強のためにぜひ読んでおいてほしいのが

『死を招いた保育』

書店でタイトルを見たときにギョッとしましたが、なんだか「これを読まなければいけない気がする」と、吸いこまれるようにしてこの本を手に取りました。


保育において、声がけの仕方、発達を促す遊び、保護者対応…いろいろなスキルがあると思いますが、もっとも重要な保育士の任務は「子どもの命を守ること」だと思います。その意識を高めるために、具体的にどのような保育士や保育所づくりを目指すのか『保育園の安全管理』を考えるために、必読の一冊。


実際に起きた上尾保育所での死亡事件の真相を究明しようと書かれたルポタージュ。この本を読んだら、もしかしたら保育士として保育園で働くのが怖くなるかもしれません。責任が重いと感じるかもしれません。でも、目をそらしてはいけない事実なのです。


著者の猪熊 弘子さんは、最近
『子どもがすくすく育つ幼稚園・保育園 ~教育・環境・安全の見方、付き合い方まで』という本も書いていて、こちらは保護者が園を選ぶときにも大変役に立つものです。

こちらの記事でも紹介されていて、ツイッターでも一時期、話題になっていました↓

wezz-y.com

責任感ある保育士になるためにも、猪熊さんの著書は大変参考になるものばかりかと思います。
保育士だけでなく、役所、保護者、保育園に関わる方すべて、つまり『保育園の子どもを守る義務がある』方すべてに、読んでみてほしいと思います。